韓国のお正月をリサーチ!年末年始の過ごし方、日本のようにおせち、年賀状あるのか

韓国のお正月をリサーチ!年末年始の過ごし方、日本のようにおせち、年賀状あるのか

日本ではお正月休みがあったりと旅行に行くかたや家族で過ごす方も多いのでは。

今回は韓国のお正月や年末年始について紹介したいと思います。

韓国のお正月

 

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韓国でも1月1日を記念しお祝いしていますが、韓国での本当のお正月といえば陰暦の1月1日です。

日本のカレンダーにも記載されている場合もありますが「旧正月」という言葉を聞いた事はありませんか?

 

そのお正月の事を「ソルラル」と呼び特別な休日となります。

この「ソルラル」では日本と同じようにソルラルの前日から当日、その翌日までの3日間がお休みとなります。ソルラルに合わせ実家に帰省し家族で過ごす事が多いのだとか。

1月1日の過ごし方

日本でもCS放送などで見る事が出来ますが、日本で例えると紅白歌合戦のような音楽の祭典や演技の祭典などもあり韓国の芸能関連のツイッターでは受賞した俳優さんたちの速報がUPされる事も多く、2017年は韓国の芸能事務所JYPEに所属しているTWICEが日本の紅白と韓国の歌番組に同日に出演し韓国エンタメ界では記事となりましたが、韓国でも日本と同じように新年を迎え賑やかな年末年始ムードとなっていました。

新年を迎えた事でツイッターなどのSNSでも芸能人の方たちの新年の挨拶を見かけた人も多いのでは。

ソルラルの過ごし方について

日本での旧正月にお祝いする韓国ですが、この日の過ごし方を紹介します。

 

先祖をたたえる「チャレ(茶禮)」をしたり、子どもは新年の挨拶を目上の人に行い日本でいうお年玉やお小遣いにあたる「セベットン」を頂くなど日本と同じように過ごしています。

日本と同じように故郷へ帰省する人が多く帰省ラッシュになる部分は日本と似ていますよね。

 

 

日本では皆さんも経験していると思いますが「はい、お年玉」とお年玉を頂いて「ありがとう」とお礼をしていると思いますが、韓国では「セベ」という敬礼を親戚や親に捧げて貰えるのが「セベットン」です。

このセベットンの金額に関しても日本と違いがあるようです。
韓国でのセベットンの相場ですが、小学生だと大体10000W~20000W(日本円で約1000円~2000円)で中学生だと約30000W程のようです。

勿論家庭によって差はありますがお年玉というより「お小遣い」に近いのかもしれませんね。子どもたちにとってはお小遣いをもらうチャンスな事もありセベットンを貰いたいためにセベをしたがるのだとか。
この部分も日本と似ていませんか?

子どもにとっては毎月のお小遣いよりもお正月のお年玉を貰う事は嬉しくて「いくら貰えるかな?」とワクワクするのも日本と韓国と共通しているのではないでしょうか。

 

 

そして民族衣装として有名な「チマチョゴリ」や「チョゴリ」を着る習慣があります。

韓国の芸能人やアイドルが好きな方は見た事があるかと思いますが、新年を迎えた時にチョゴリを着た芸能人たちが新年の挨拶をしている映像や写真もこの習慣を表しています。

韓国でお正月に食べる物は?

 

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お正月といえば日本ではおせちやお雑煮やお餅を食べますよね。

 

韓国も同じようにお餅を食べるのですが、そのお餅も日本とは異なっています。日本のお餅といえば「もち米」ですが、韓国のお餅は「うるち米」を使用しています。
その為日本のお餅の様に伸びないのが韓国のお餅の特徴ではないでしょうか。

 

そのお餅を棒状にした物を「カレトッ」と呼ぶのですが、一口サイズに切られた状態で袋詰めされた物がスーパーなどで販売されています。

日本のスーパーや輸入食品を扱うお店でも販売されているので見た事がある方もいると思います。

日本ではお正月にはお雑煮を食べるように韓国では「トック」というお餅入りのスープを食べています。

 

 

また日本のおせちに当たるお正月料理もあります。
日本では「チヂミ」といえば韓国料理の一つと思い浮かべる方もいると思いますが、ソウルでは「ジョン」と呼ばれています。「チヂミ」はカンウォンドという地方の方言なのだとか。

チャプチェも実はお正月など名節に食べられる料理の一つです。

お正月儀式って?

 

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日本と違うのは伝統的なお正月の儀式ではないでしょうか。

 

ソルラルの朝は「チャレ」から始まるのですが、「チャレサン」というチャレの準備をする為に早朝から大忙し。
お正月料理や果物、韓菓などを漆の器を使用して並べます。

 

「チャレサン」が終われば、お酒を並べ「チャレ」の儀式が始まります。
「トクダン」と呼ばれるその家の主人からの家族の健康を願う一言があり、その次に「セベ」があるのですが主人がご先祖へ、また他の家族は目上の人達を中心に挨拶の「セベ」を行います。
その最後が子ども達の「セベ」を行い、セベをしてやっと子ども達が待ちに待った「セベットン」を受け取る事が出来るのです。

 

 

一通り儀式が終わると準備していた料理を家族で頂き落ち着いた後にお墓参りに出かけるという流れだそうです。

お墓参りまでが家族でのお正月の過ごし方となり、その後は親戚の家へ挨拶に向かったり訪問を受けたりと日本と似ていますよね。

 

親戚が集まってワイワイしているのですが日本のお嫁さんも韓国のお嫁さんも親戚の訪問の都度お酒やお正月料理を振舞う為大忙しなので、お正月といえばお嫁さん達にとっては忙しくて大変な日なのでは。

旧正月にお店は開いているの?

観光客にとって一番気になるのはお店が開いているかどうかですよね。

 

日本は大型モールなども少し前から元旦の朝からオープンしている事が増え接客業の人達にとってはお正月といってもお休みが無い人もいるのでは。

韓国では旧正月はお店も休みが多い為、この時期に旅行してしまうと多くのお店が開いていない事もありますが、ソルラル当日のみお休みの場合もありますので、お目当てのお店がある場合は前もってソルラル前後のお休みの有無を確認しておく事をお勧めします。

 

映画館や免税店は開いているみたいですが映画館は混雑する事もある為、免税店で買い物を検討している人はソルラル当日に行ってみては。

 

 

南山コル韓屋村などでは伝統遊びの体験をする事が出来る他、名節の公演なども行われており伝統的な食べ物も味わう事が出来たり様々なイベントが行われているので、旧正月に旅行した際はいつもと違う韓国旅行の思い出を作る事が出来るので是非覗いてみてくださいね。

韓国に年賀状はあるの?

日本では最近LineなどのSNSを利用しての新年の挨拶をしている方も多いと思いますが、韓国にも年賀状の習慣はあるそうですが日本とは少し違うみたいです。

 

日本では年賀はがきを購入しハガキで出すのが一般的で、「お年玉付きはがき」を貰う事が多く当選番号の発表を楽しみにしている人もいるのでは?

韓国ではハガキではなくグリーティングカードを使用するのが一般的です。

またそのカードも少しかしこまったようなグリーティングカードを使用する事が多いです。

 

日本ではお世話になったからというお付き合いで年賀状を数十枚と出す事が多く年末になると年賀状作りに追われている人もいますが、韓国では個人的に本当に出したいと思う人にだけ出します。
なので、きちんと封筒に入れ丁寧な文章を用いるというのが一般的です。

 

そして、実は日本で販売されている年賀状に20円ほどプラスする形となりますが海外へも年賀状を送る事が可能です。

年賀状をPOST CARDの扱いにしAIR MAILと記入すれば世界中に送る事が出来るので、海外に住む友人などにも年賀状を送る事が出来ますよ。

 

今はメールやSNSでの挨拶が主流になってきていますが、やはり手書きの文字ひとつひとつに思いを込めて年賀状やカードで新年の挨拶をする事も素敵だと思います。

韓国のお正月にセールはあるの?

日本でもお馴染みとなっている初売りのセールや福袋。

お正月から福袋を求め沢山の人で賑わいますが、韓国も似ています。

 

ショッピングセールがあり旧正月中に営業しているお店ではセールする事もありお得なイベントが行われている事も多いです。

お店によりますが、ソルラルにお休みとなるお店も多いため旧正月の1か月前位からセールを行う事が多いのでいつもよりお得に買い物できると思います。

 

旧正月前となると大賑わいとなり買い物をするのも一苦労となる場合もありますので、体調を整えてお気に入りの商品をゲットしてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

日本とはまた違うお正月の過ごし方を少しでも感じて頂けましたか?

 

日本と似ている部分や異なる部分など知れば知る程面白くなり、まだまだ知らない事が多いと感じる韓国との違い。

筆者もまだまだ知らない事が多いので日本と韓国の良い部分は沢山吸収したいと思います。

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