【ドイツ編】クリスマスから年末年始にかけての過ごし方

【ドイツ編】クリスマスから年末年始にかけての過ごし方

 

ブーツを履いての雪道への外出、クリスマスイルミネーション、そしてクリスマスプレゼントの相談。

12月になってから年末にかけて、クリスマステーマが生活全部を包んでいきます。

今日は、ドイツでのクリスマスから年明けのことについてご紹介します。

1.アドヴェント期間

アドヴェントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

最近では、アドヴェントカレンダーも売り出されているので、聞きなじみある方もいるかと思います。
アドヴェント期間というのは、イエスの誕生を待ち望む期間ということで、西方教会においては、聖アンデレの日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの4週間を指します。
日曜日が来るごとに、第1アドヴェント、第2アドヴェント、と数えていき、第4アドヴェント(日曜日)が来てからクリスマスイブを迎えるということになります。
今年は、比較的遅くに第1アドヴェントを迎えた年に当たり、第4アドヴェントが12月24日の日曜日になります。
アドヴェント期間になると、家庭ではアドヴェントクランツという、輪っかの形にろうそくが4本ついている飾りを用意して、第1アドヴェントが来たら1本目のろうそくに火をともし、第2アドヴェントが来たら2つ目のろうそくをともし、という風な飾りをテーブルにおきます。

アドヴェントカレンダーは、おなじみの方も多いでしょう。
カレンダーには24このドアがついています。
ただし、このカレンダーは第1アドヴェントが開始日ではなく、12月1日に1つ目のドアを開けることになってます。
クリスマスまでのカウントダウンカレンダーのような感じです。

2.クリスマスマーケット

ドイツのクリスマスマーケットを訪れた方も多くなってきていることでしょう。
ドイツ全土では、大小あわせて開催期間はまちまちですが、約2600のクリスマスマーケットが開催されます。有名なクリスマスマーケットといえば、ニュルンベルグ、ドレスデン、シュツットガルトですね。
元々のクリスマスマーケットの意味は、まだ、今のように商業活動が盛んでなかった頃、寒い冬ごしらえのため、または、新年を迎えるのに新しいものを調達しようとする人々のために露店がたてられました。また、クリスマスのプレゼントを買い求める人のためにも、木で作られたおもちゃや、子供の着る服などを売る露店も立ちました。
最近では、大きなクリスマスマーケットでは、伝統的な木製のおもちゃを売るスタンドから電気仕掛けのおもちゃを売っていたりと、露店で売られている物もバラエテイにとんできました。
クリスマスマーケットの雰囲気を出すスタンドといえば、やはり、昔からある木のおもちゃ、飾り物を売っている店ですね。
それぞれのスタンドが針葉樹やツリーの飾りでデコレーションされていて、見ているだけでも楽しくなります。
寒い街中を歩きながら、香辛料の入った赤ワイン、グリューワインで暖を取りながら、焼き栗、焼きアーモンドをほおばりながら、スタンドめぐり、クリスマス雰囲気を人々は楽しんでます。

3.クリスマス商戦

12月にはいると、テレビのコマーシャルは、男性用、女性用に関わらず、香水の宣伝が多くなります。
あとアンチエージング用を含めた化粧品。有名な歌手のCD. キッチン電化製品なども目立ちます。
みんな、プレゼントを考えて選ぶのに精を出します。特に子供さんのいる家庭では、送る側も、もらう側も期待が大なので、この期待にこたえようと出費も大変。
ちょっと聞いた数字では、子供一人当たりに平均150ユーロ(日本円で約20000円)、一家庭がクリスマスプレゼントにかけるお金が平均400ユーロ以上(日本円で約53000円以上)だとか。

4.クリスマスを一緒に迎える家族

ドイツでは、クリスマスは恋人と過ごす日ではなく、家族と過ごす日です。
恋人が家族みたいに密な関係なら、恋人も招かれます。
クリスマスの祝日25,26日は商店などは閉店。それなりの規模のレストランは開店していますが、それ以外の店、小さな飲食店は閉店で、町は24日までのにぎやかさとはうって変わって、静まり返ってます。家で家族と一緒に過ごす時間なんです。
日本のお正月みたいに、遠くに住んでいる家族が戻ってきて、また一つになる時間です。
24日の午後になると、商店は閉まり出します。(今年は24日が日曜日なので、前日23日土曜日までに買い物を終わらせなければなりません。)
夕方には祝日モードになり、子供を対象としたミサが、教会で開かれます。
このミサでは、クリッペンシュピールといって、イエスが馬小屋で生まれたシーンが子供たちによって演じられます。
大人のクリスマスミサは、夜9時くらいから行われます。
静まりかえった町に教会の鐘が響き渡り、厳かな気分になります。

5.もみの木

もみの木は、クリスマスの象徴のような木なのですが、元々はキリスト教徒は関係ないものです。
もみの木に限らず、常緑樹は、寒い冬を迎える人々にとっては生命力みなぎるものであり、その生命をたたえるのに綺麗に飾り付けをしたんです。
こういった常緑樹を信仰する気持ちは、特にどの地域から発生したというものではなく、国を問わずに見られました。18世紀ごろには、クリスマスツリーが一般的に広がっています。
クリスマスツリーがロンドンへ伝わったのは、1840年にビクトリア女王がドイツ出身のアルベルトと結婚した時です。

6.花火販売、解禁

ドイツでは、新年の到来を花火を打ちあげてお祝いします。花火といっても大玉のものではなく、個人で購入して空き地などで、それぞれに打ち上げます。
その様子は、まさに花火個人合戦。
ドイツでは花火に関して、大きめの線香花火のようなものはいつでも売ってますが、ロケット弾のようなものには規制があり、年末、年越しをする時のためにしか売りに出されません。
2017年に関しては、12月28日から30日まで。しかもこの期間に売り出している花火を購入できるのは、18歳以上の成人に限ります。
この花火を点火していいのは、12月31日と1月1日のみ。と規定はありますが、実際には、28日辺りから、どこからともなく発火音が聞こえます。
1本上げると1ユーロは飛んでしまう、というお値段で、この年越しの時にドイツ全土で10億ユーロのお金が空に消えて行きます。

7.めでたく新年突入

1月1日は祝日なのですが、深夜遅くまで年越しのお祝いをしているので、みなさん昼くらいまで寝てるのではないでしょうか。元旦に特に何かをする、という習慣はありません。
1月2日からは平常どおり店は開いてます。
1月6日は「東方の三賢者」の日で、これまたキリスト教関連の祝日です。
この日でクリスマス気分を終わらせます。クリスマス飾りもこの日でおしまい。
家の外にクリスマス用の照明をしている家庭も、この日でお片づけです。
学校もこの祝日の後に再開。子供のいるご家庭では、この日まで親も有給休暇などを使って長い休みを取っていたりしますが、1月7日からは平常に世の中動き出します。

まとめ

日本ではクリスマスといえば、24、25で終わってしまいますが、ドイツではアドヴェント期間から始まり、1月6日をもってその期間を終えます。
クリスマス商戦はすごいものなので、出費もかさばる時期ですが、家族が一つになる大切な時期。
人々がプレゼント、お手紙などを交し合ったり、慈善活動が盛んになるなど、人とのコミュニケーション、人へ思いをめぐらすことが多くなる素敵な時期です。

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