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イタリア留学を考えている人必見!イタリア生活でかかる費用について

イタリアへの留学を考える時、予算を立てるためには物価の情報が不可欠です!今回は、私が実際にどの程度のお金を使っているのか、できるだけ具体的に紹介します。留学の予算を立てるときに、ぜひ参考にしてみてください。 イタリアの物価は基本的に日本と大体同じくらいです。項目ごとに詳しく見ていきましょう。なお、1ユーロ=133円を基準に計算しています。 食費について 特産物は安いです。例えば、パスタは安いところだと500グラム約0.4ユーロ(約50円)、ワインは1本約3ユーロ(約400円)で十分美味しいものが…

イタリアへの留学を考える時、予算を立てるためには物価の情報が不可欠です!今回は、私が実際にどの程度のお金を使っているのか、できるだけ具体的に紹介します。留学の予算を立てるときに、ぜひ参考にしてみてください。
イタリアの物価は基本的に日本と大体同じくらいです。項目ごとに詳しく見ていきましょう。なお、1ユーロ=133円を基準に計算しています。

食費について

特産物は安いです。例えば、パスタは安いところだと500グラム約0.4ユーロ(約50円)、ワインは1本約3ユーロ(約400円)で十分美味しいものが飲めます。また、野菜、果物、オリーブオイルやチーズも安い傾向にあります。しかし、魚などは日本に比べると値段が高くなります。もちろん生で魚を食べる習慣はほぼないので、普通のスーパーですと種類も少ないです。その代わり、魚屋(pescheria ペスケリーア)があり、そこで新鮮な魚を注文することができます。新鮮な割にスーパーの魚と値段が変わらないので、ぜひ行ってみてください。
また、当然のことながら醤油など日本食の具材も総じて高めです。私はあまり日本食を作らず、ほぼ毎日肉と野菜とパスタ中心の自炊をしているので、1ヶ月の食費は150ユーロ(約20,000円)ほどです。
レストランは立地にもよりますが、東京と同じくらいか少し高いくらいだと考えてよいでしょう。しっかりしたレストランだと、ランチでも軽く15ユーロ(約2000円)はします。友だち同士ですとピッツェリアに行く機会が多いですが、ピザの値段3.5ユーロ(約450円)〜7ユーロ(約900円)+水などの飲み物+席料(Coperta コペルタ)がかかるため、それほど安くはありません。全体的に外食は高めなので、留学先で友達が増えてくると出費も大きくなります。
テイクアウト系だとピザが安く、マルゲリータなら3ユーロ(約400円)で丸々大きな1枚が買えるところもあります。ケバブなどもお手頃で人気ですね。少数ですがマクドナルドもあり、値段は日本のものとそれほど変わりません。ファストフードのお店は安い上に席料も取られないため、時に学生の溜まり場になります。ジェラートも1~3ユーロ(約150~450円)ほどなので、気軽に食べられます。

住居費について

都市によります。前提として、部屋のタイプについてですが、学生が部屋を借りる場合、キッチンバス共有で一人部屋のシェアアパートが主流です。日本の一人暮らしのように、キッチンバスも含めての一人部屋のことはMonolocale(モノロカーレ)と言いますが、家賃はかなり高くなります。ここでは、一般的なシェアアパートの値段についてお伝えします。
具体的な値段ですが、北部から中部辺りまでは高く500ユーロ弱(約65,000円)、南部になると約200ユーロ〜300ユーロ(約27,000円〜40,000円)と安くなります。バスタブ付きなど譲れない条件があると、その分値段も高くなります。
難しいところが、一口に家賃といっても、光熱費、ゴミ税、暖房ガス水道代、Wi-Fiや共益費が家賃に含まれているかどうかは家によってバラバラなのです。
特に、冬に暖房の使用量がかなり嵩むイタリア北部の家を借りる場合は、電気代やガス代が家賃に含まれているか必ず確認しましょう。逆に、それほど寒くならない南部では、暖房器具自体が付いていない家も稀にあるほどです。また、暖房を管理するスイッチについても注意が必要です。多くは自分(たち)で点けたり消したりできる家ですが、マンション全体で一括管理されている家もあるようです。不動産の情報にRiscaldamento Autonomoとあれば、好きに調節できる家です。
また、イタリアでは、基本的に家具がすでに付いているので、初期費用はそれほどかかりません。私が自分で買ったものは布団とシーツくらいでした。

通信費について

全体的に安いです。最近日本でもSIMフリーの携帯電話端末にSIMカードを入れるという方式が広まり始めましたが、イタリアもそのタイプの方式です。
携帯は、日本のようにiPhoneが人気ということはなく、中国・韓国・日本などのアジア系の端末を持っている人が多いです。個人的には、端末は日本で買った方が良いと思うのですが、イタリアの携帯ショップや家電量販店でも買うことができます。約200〜300ユーロ(約27,000円〜40,000円)あたりの値段だと、種類が豊富なようです。
SIMカードは携帯キャリア会社のショップで購入します。イタリアの大手携帯キャリアは4社あり、TIM、Vodafone、Tre、Windです。私はTIMを使っているので他キャリアの事情があまり分からないのですが、私が住んでいるところはそれほど都会では無いので、一番広範囲をカバーしているという理由からTIMを選びました。通話1000分、インターネット10GBで4週間10ユーロ(約1300円)のSIMを使っています。
また、家にWi-Fiが無い場合は、SIMカードと一緒にルーターやポケットWi-Fiを契約できるプランが各社あるはずので、携帯キャリアショップで相談しましょう。余裕があれば、各社どんなプランがあるか、ホームページで事前に軽く比較しておくと決めやすいと思います。

交通費について

日本より安い場合が多いです。近距離の移動ならばそれほど変わりませんが、中長距離は安いです。
まず近距離ですが、私の近所ですと、同じ州の違う街に行くために、40分の電車・バス移動(私鉄)で3.5ユーロ(約500円)です。これは東京とそれほど変わらないかと思います。
次に中距離ですが、フィレンツェ−ローマ間で安いチケットだと20ユーロ(約2700円)で手に入ります(国鉄のTrenitalia利用)。フィレンツェ−ローマ間は約300kmで、1時間半で到着します。日本でいうと、東京−愛知の手前ぐらいの距離です。新幹線ぐらいの速さで3000円となるととても安いですよね。また、バスで3時間半のチケットは約15ユーロ(約2000円)から手に入ります(Flix Bus利用)。
長距離ですと、東京−広島と同じくらいのナポリ−ミラノ間が4時間、40ユーロ(約5500円)からです(Trenitalia利用)。また、飛行機も発達しています。特にライアンエアーRyanairというLCCは、ヨーロッパ中を格安で移動できます。イタリアに留学するなら他のヨーロッパの国も近いので、休暇でどこかに行くときに利用する機会があると思います。ナポリ−ミラノ間は1時間半で、15ユーロ(約2000円)から就航しています。格安なので制約が多い航空会社ではありますが、コストを抑えたい場合は、国内移動でも飛行機は使えますよ。

娯楽費について

日本に比べイタリアは娯楽が少ないですが、人によってはかかります。私の街だと、映画一本の値段は学生料金で5.5ユーロ(約750円)、一般だと7.5ユーロ(約1000円)です。また、サッカーのセリエAのチケットは、例えばインテルの場合、熱狂的ファンの多いゴール裏を避けると40ユーロ(約5500円)〜が普通です。
イタリア人は、「遊ぶ」という場合、どこかに出かけて特別なことをするというよりかは、適当に街をぶらついてバールなどで話し込むような形を好みます。バールでは、エスプレッソが1ユーロ(約130円)、軽食の小さなピザが2ユーロ(約250円)です。

その他

郵便は価格設定が高めです。日本まで絵葉書1枚で2.2ユーロ(約300円)かかります。荷物を普通郵便で日本まで送る場合は、1kgまで30ユーロ(約4000円)、3kgまで36ユーロ(約5000円)のようです。
文房具は、高い上にあまり使い心地がよくないです。小さく薄いノートでも2ユーロ(約250円)はします。できるだけ日本から持って行くのがいいです。

いかがでしたでしょうか。イタリアは、日本とそれほど物価は変わりませんが、要所要所で違いがあります。ぜひ参考にして予算を立ててみてください。

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