国際恋愛の本音!フランス人の彼と付き合って感じた良いとこ・大変なとこ

国際恋愛の本音!フランス人の彼と付き合って感じた良いとこ・大変なとこ

素敵な国際恋愛してみませんか?

最近では国際カップルも増えてきて日本でもそう珍しいことではなくなってきたと思います。

今恋愛中の人や興味のある人へ私がフランス人の彼と3年つきあって感じたことを良いところ・大変なところに分けてお伝えしていきます!

良いところ

ロマンチック

まず海外の人というとたくさんの人が思い浮かべるワードだと思います。
実際やっぱりロマンチックです。もう思考回路が違うというか考え方が違うというか私の頭の中では思いつかないようなことを言ってくれます。
フランスでは基本的に男性も女性も大切な人に素敵な言葉を送りあいます。
毎日“愛してる”や“綺麗だね”は当たり前のように言ってくれるのですが私が一度“歳は取りたくないな”と言った時に彼に“君は僕と一緒に歳をとるんだよ”と言われました。
素敵な考え方ですよね、残念ながら私がこの言葉を誰かに言われてもこんな素敵な返しはできません。

前にテレビを見ていたときあるカップルの男性に女の人と初めて会った時どこに最初に目がいくかという質問をしたインタビュアーがいました。
隣にいた彼女は“胸じゃないの?”と茶化していましたがその男性は彼女に君を探す(彼女の中に君を探す)と言ったんです。
彼女は嬉しそうにはにかんでいましたが同じような回答を日本人はやはり出来ないと思います。

 

家事

フランスの家庭はほぼ共働きです。
子供でもお皿洗いやゴミ捨てなど簡単な家事を任せられます。何軒か遊びに行かせてもらったお家でも子供たちが自分から動いてお手伝いをしていました。
なので、フランスの男の人は比較的家事をしますし、女がやるものだという考えが薄いです。
普段は私が家事全般をやっていますが逐一“ありがとう”や“今日のご飯もいつも通りおいしいよ”と伝えてくれます。
感謝して欲しくてやっているわけでなくても労いの言葉があるとないではやってる方としては全然違いますよね。
彼が休みの日は掃除・洗濯をやってくれます。料理はあまり好きではないみたいですが私が疲れているときや具合が悪いときは簡単なものをつくってくれます。
よく私がすべてやろうとすると君は僕のお母さんじゃないから何でもやる必要はない、分担すればいいと言われます。

 

家族みたい

フランスでは結婚というかたちにこだわらないカップルも多いので付き合いが長くなると家族同然の付き合いをします。
猫や犬を一緒に飼っているカップル、家を購入するカップル、子供がいるカップルもいます。
子供がいるカップルはPACS(パクス)をしている場合が多いです。
これは法的にお互いがパートナーと認められる制度で税金を一緒に払うことになったりしますが結婚ではないので法的書類には独身と書かれますし、パートナーが亡くなったときに遺産相続の権利も生まれません。

私たちはお互いが留学中に出会ったので彼がフランスに家をもっているわけもなく2人で住む家が見つかるまで彼の実家に2カ月ほどお世話になりました。
初めて会った言葉も通じない異国の地からやってきた私に自分の家だと思ってくつろいでねっと言ってくれました。
日本にいてこのような状況になることがあまりないですが日本だと結婚まで相手の両親に会わなかったり、会っても数回というのが多い気がします。
母の日や彼のお母さんの誕生日は必ず会いに行ってプレゼントを渡します。
今年のお母さんの誕生日にはお母さん、お姉ちゃん×2、お姉ちゃんの彼氏×2、彼、私の7人でパリの近くにあるディズニーランドに泊りで行ってきました。

あんまり家族付き合いが好きじゃないという方もいるでしょうが海外に来ていて彼以外に頼れる人がいない状況でいつでも頼ってくれていいからねっと言ってくれる家族は私にとってこの上なくありがたい存在です。

 

いろいろ知れる・視野が広がる

これは国際恋愛に関わらずなんですが留学なども含め他の国の人、自分とは全く違うバックグラウンドを持った人と関わるので自然と視野が広がりますし、自分の常識が常識じゃなかったなんてこともあります。

私が一番印象に残っているのは初めて市民プールに行ったときです。
日本のプールは大体足がつく高さにできていますよね、特に市民プールなど子供もたくさん来るようなところだとそれが一般的です。
私は泳ぐことはできるのですが海など足がつかないところだと怖くて泳げません。
でも、フランスのプールのほとんどはスキューバダイビングの練習もできるように足のつかない深いプールが一般的です。
それを私は知るわけもなく、またそれは彼にとっては常識だったので私に忠告もしなかったので危うくおぼれかけてしまいました。

他にも日本人が馴染みのないのが宗教問題だと思います。
日本では無宗教の人も多くあまり日々話題に上ることはないですがフランスではセンセティブな問題です。
どの宗教を信仰するかどの程度まで信仰するか(ヒジャブをする・しない、お祈りを毎日する・時間があるときだけするなど)は個人の自由ですが学校では宗教を持ち込むことが禁止とされているので普段ビジャブを巻いていても校門を通る前にとって出たらつけるというかたちです。

大変なところ

人種差別

これは正直海外で生きていく限りきってもきれない問題です。
フランスではアジア人という意味で中国人と言う意味のシノア(chinois)を使います。
道の歩いていて何度も言われました。たまにニーハオと挨拶してくる人もいます。悪意で言っているのではなく若い女の人と喋りたい人やアジア人の女の子が好きな人が大半です。
でも、全くいい気はしないですし、あまりに毎日言われるのでイライラします。

逆もしかりで彼が日本に遊びにきたときは日本には外国人があまり多くないこともあって好奇の目にさらされます。
彼は面白がっていましたが田舎の親戚の家に遊びに行って近所の温泉に行ったらすごいジロジロ見られたと言っていました(シャワー浴びていて振り返ったら物陰から何人か覗いていたらしい)。
彼はポジティブな人間なので気にしていませんでしたし、それをした人たちも特に悪気はなかったと思います、でも、私としては少し申し訳ない気もしました。

 

言葉

これは本当にたいへんです。
日本の学校では英語を習うのでほとんどの人が簡単な文法と英単語、動詞の活用を知っています。
フランス語はどうですか?私立だった人や外語大に行っていた人を除いてはほぼ知識がないです。
私の知っていた言葉は“ジュテーム”だけです。なので、私のフランス語の勉強はアルファベットから始まりました。
英語と同じなのですが発音が違うからです。
例えば、英語の“g”と“j”の発音が逆なのです。なんて紛らわしいことしてくれてるいるんだ、と怒りさえ覚えます。というのも不幸にも私の名前に“g”が含まれているのでお店などで名前を聞かれたときに頭がこんがらがります。
フランスに来て2年になりますが最低限のフランス語蔵井しか喋れません、私が勉強嫌いであまり上達していないというのはありますが1年目語学学校に通っているときに同じクラスにここに住んで4年目になるという中国人の方がいました。
よくその国に1年も住めば言葉がわかるようになる、話せるようになるといいますが絶対にそんなことありません。
あれは行ったことのない人の言葉で例え何年住もうと努力なくして第二言語を習得することは不可能です。
特にアジア人が英語やヨーロッパ圏の言葉を習得しようと思ったら並々ならぬ根気と時間を費やす必要があります。
ちなみに日本に2週間滞在したことがあるだけの彼はいまだに1から10が数えられないです、、、

 

文化の違い

これは言葉がわかっても難しい問題です。
例えば日本人同士であればドラえもんやサザエさんはみんな知っていますし、学生時代に流行った遊び、部活動など共通の話題はたくさんあります。
これが、国が違うとそうはいきません。ドラえもんはロボットで未来からやってきて便利な道具を使えてのびた君という怠け者の男の子の家に住んでいるというところの説明からしないといけません。

部活動も同様です。
彼の学生時代の話は全く日本とは違うのでそれはそれで面白いのですが友達とあるあるネタで盛り上がっているのをみると少し寂しいというのが本音です。
海外の人は踊るのが大好きでホームパーティーではスピーカーを使って大音量で音楽をかけて(アパートでも関係なく大音量です、こちらの人は自分もやるからお互いさまという気持ちが強いです)好き勝手に踊ります。
小さいときから踊っているので特別習ったことがあるわけでなくてもみんな上手です。全くダンス経験のない私はどうすればいいかわからないです、、、

 

密に付き合う

良いところで書いたのですが家族と蜜に付き合います。
親戚も同様なのですが言葉が違う、文化が違うと楽ではありません。
親戚の銀婚式のパーティーがあったのですがお昼の12時に集合でご飯が出てきたのが3時でした。
この間彼らはずっと喋っています。
少人数ならわからない単語を聞いたり、もう一度言ってもらったりもできますが、大人数だとそれができないので1人完全においてきぼりです。
みんながジョークで笑っていても理解できないので愛想笑いでやり過ごします、フランス特有のジョークだと説明してもらっても面白さがわからないことも1度や2度ではないです。
このパーティーは夜中の12時過ぎまで続いたのですがほとんどの時間が喋るか踊っているだったので私は結局彼に頼んで夕方の5時ごろに1人家までおくってもらいました。
30人ほどいるパーティーで自分だけ何もわからないというのは想像以上に苦痛ですし、孤独です。

まとめ

いかがでしたか?
フランスは移民の国なのでオリジナルがどこの国なのかによっても性格や恋愛傾向に差があります。
フランス人との国際恋愛は楽しいですし日々ロマンチックな気分にさせてくれるのは事実です。
ただ、その分苦労も多いのでお互いの思いやる心と根性が必要不可欠です!

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