日本も見習いたい!エコ先進国・デンマークのエコ事情とは?!

日本も見習いたい!エコ先進国・デンマークのエコ事情とは?!

童話作家のアンデルセンや、おもちゃのLEGOなどで有名ななデンマークですが、実はエコへの取り組みが盛んなエコ先進国でもあるのはご存知ですか?
今日は、現地在住の筆者が、そんなデンマークのエコ事情について、ご紹介したいと思います。

ペットボトルや缶は有料

デンマークでは、ペットボトルや缶や瓶はほぼすべて有料で、商品代金には、あらかじめ容器の代金が含まれています。容器には、再利用のマークがついていて、スーパーマーケットに設置されているリサイクルマシンに入れて返却すると、レシートに金額が表示され、買い物券として利用できる仕組みです。(買い物券はリサイクルに出したスーパーでのみ利用可能です。)
有料なので、回収率も非常に高く、ポイ捨てなどもほとんどありません。
また、ペットボトルは擦り傷など使用された形跡のあるリサイクルされたものが普通に出回っています。

スーパーの買い物袋も有料

デンマークでは、スーパーの買い物袋も有料で、かつ、物価の高さからか買い物袋の値段も日本より高めで、袋のサイズや店によっても違いますが、1枚40~50円前後するのが主流です。
レジでは、ナイロンや紙製の買い物袋の他に、繰り返し使えるエコバッグも売っていて、エコバッグの使用率も高いです。ちなみに、日本でもロゴマークのイヤマちゃんで人気の高級スーパーイヤマでは、毎年若手デザイナーによるオリジナルのエコバッグなどのグッズを発売していて、人気を集めています。各スーパーによって、デザインも様々で、デザインの国だけあってどれもおしゃれなので、おみやげにもおすすめですよ。

食料廃棄問題に積極的

共働きが当たり前のデンマークでは、買い物もまとめ買いする人が多く、そのため、使い切れなかった食料の廃棄量が社会問題となっています。そこで、近年、食料廃棄量の削減を目指して、例えばハムなどの加工食品の容器を小分け容器にして、より日持ちするように改良したものや、食パンの量を従来の半量にしたものを発売するなど、様々な取り組みがされています。大型スーパーでは、野菜や果物は量り売りが主流で、欲しい分だけ自分で袋に入れて、備え付けのはかりに乗せると、重量と値段がかかれたシールが出てくるので、これを商品の袋に貼ってレジに持っていくしくみです。(一部のお店では、袋詰めだけすれば、レジで計量してくれるところもあります。)数年前には、コペンハーゲンに期限切れの食品(でもまだ十分食べられる)ばかりを集めて安く販売するお店がオープンし、人気を集めています。
また、日本でもありますが、スーパーで期限が近くなったものを安く提供するなどといった取り組みもさかんで、スマホのアプリで、値引きされた商品と販売店がチェックできるサービスなども利用されています。

広告は欲しい人だけ

デンマークでは、広告は新聞に折り込まれるのではなく、各自治体で発行される無料のローカル新聞と一緒に配達されますが、不要な場合は、あらかじめ届け出れば配達されません。また、広告はなしで新聞だけ配達してもらったり、広告の中でも、欲しいものだけ選ぶことも可能です。
近年では、紙媒体だけでなく、PCやタブレット上で見られるようになり、若い世代を中心として、紙面の代わりにタブレットでチェックする人が増えてきています。
タブレットにすることで、紙の使用量を削減することができる上、ごみの量も(ごみを出す手間も)減らせて一石二鳥です。

車より自転車

デンマークは、平たい地形で坂が少なく、サイクリングには理想的です。国内に自動車メーカーもないこともあり、車体に150%ほども税金をかけており、国をあげて自転車通学・通勤を推奨しています。また、電車内には自転車専用の無料駐輪スペースもあり、最寄り駅までや、電車から降りて駅から職場や学校まで自転車で行くことも可能です。
道路のほとんどに自転車専用道路が設置されているので、安全かつ快適にサイクリングが楽しめますが、デンマーク人はみんなものすごいスピードを出してこぐので、その様子は競輪選手さながらです。
また、日本ではなかなか見かけないようなユニークな自転車もあり、例えば自転車の前の部分に大きな木製のボックスが取り付けられていて(かごに取り付けられているのではなく、ボックス自体に車輪が取り付けられています)、幼児が2人まで入ることができるような自転車もよく見かけます。
ちなみに、デンマークは自転車大国だけあってか(?)、3歳くらいですでに補助輪なしで、自転車に乗れるようになる子が多いです。デンマークでは三輪車と並んで、ルーベユール(直訳すると、『走る車輪』)と呼ばれる、ペダルのない乗り物が一般的で、これに乗ることで、バランス感覚が培われ、より早く自転車に乗れるようになると言われています。そのため、ルーベユールからいきなり補助輪なしの自転車に乗れるようになる子もいます。

オーガニック商品が手ごろ

税金の高さから物価の高いデンマークですが、ここ数年オーガニック商品が浸透してきたため、比較的手ごろな値段で手に入り、ものによっては、非オーガニック商品とほとんど値段の差がないものもあるほどです。また、洗剤や化粧品に至るまで、環境や人体への影響を考慮した自然派の商品も数多く出ていて、アレルギーの人も安心して使えるものが手ごろな価格で手に入ります。

ベジタリアン向けの商品が豊富

近年、デンマークでは健康上の問題もありますが、エコの観点から肉食を減らして、野菜やフルーツをより多く摂取しようという運動がさかんです。(環境破壊を懸念して、肉食をやめたというベジタリアンも多いです。)コペンハーゲンにはベジタリアン向けのレストランもたくさんあり、連日賑わっています。
また、動物性の原材料を使用しない商品なども、以前と比べて増えてきていて、以前はアジア系のスーパーにしか置いてなかったのですが、大型スーパーに行けば、豆腐も手に入るようにもなりました。ちなみに、枝豆もそのまま「Edamame」という名称で売られていて、ほとんどのスーパーで扱っているくらい、ここ数年で広く浸透しました。

リサイクルショップが豊富

ボトル容器のリサイクルだけでなく、洋服や雑貨などあらゆるもののリサイクルがさかんで、週末にはフリーマーケットが各地で開催されたり、常設のリサイクルショップもあちこちに点在しています。
最近では、あらかじめショップで値札をつけて、個人がスペースを借りて自分が売りたいものを置いて、売れた時に報酬が得られるといった便利なシステムも登場しました。
また、チャリティの精神も浸透していて、不要な洋服や靴を入れて、恵まれない国や地域の人に寄付するためのチャリティボックスもよく見かけます。

教科書は貸与制

基本的にデンマークの学校では、教科書などの教材はすべて、個人に贈与されることはなく、貸出制で、使い終わったら学校に返却し、繰り返して使うシステムです。
ちなみに、筆者もデンマークに移住してきたとき、語学学校に通いましたが、そこでも教科書は貸与のみで、使用後返却することになっていたので、書き込みは禁止でした。
また、デンマークはデジタル化が進んでいて、自治体によっては、生徒全員にiPadが無料で支給されるところもあり、学校からの連絡などもすべてデジタル化していて、紙面で連絡が来ることはほぼありません。

家もエコ?!中古住宅が当たり前

地震が少なく、木材ではなく、鉄筋コンクリートや煉瓦造りの住宅が主流のデンマークでは、住宅の寿命も長く、都市部では100年以上前に建てられた住宅も珍しくありません。そのため、住宅も新築よりも、中古で購入して、内装を思い思いに改装する人がほとんどです。(もっとも、物価が高く、住宅費も高く、新築に手が届かないといった事情もあるかもしれませんが、、ちなみに田舎では土地代が安いため、比較的新築物件が多いです。)

土地開発の際は環境に配慮

近年、コペンハーゲンとその近郊で、人口が増加しており、住宅が不足している状況が続いているため、各地で土地を開発し、新たにマンションなどの集合住宅が建てられているのですが、その際は、もとあった環境にできるだけ近い形を保つように配慮されます。例えば、湿地帯を開発するのであれば、もともと生息していたかえるや水鳥などの生態にできるだけ影響を及ぼさないように、あえてところどころに湿地を残したり、住民には水鳥への餌やりを禁止するなどといった対策がとられています。湿地をすべて開発してしまえば、その分、宅地や駐車場スペースも増えて、人間にとってはより都合のよい状況になるのですが、あえてそうはせず、環境を優先する姿勢には脱帽です。

良いものを長く愛用する

デンマークでは、値段が高くてもその価値があると思えば思い切って購入し、その分長く愛用するという人が多いです。特に家具などはあまり安物に飛びついたり、飽きたからといって簡単に新しいものに買い替えたりということはありません。高くても、自分が本当に満足できるものを長く愛用した方が、長持ちしなかったり、満足のいかない安物をあれこれ買い替えるより、結局は賢い買い物であると考えるからです。実際に、親や祖父母世代に買ったものを受け継いで使っている人も少なくありません。良いものは、年月を経ても見劣りせず、逆に深みが出るので、新品よりあえてセカンドハンドを好む人も珍しくありません。

まとめ

いかがでしたか?エコ先進国であるデンマークのエコ事情についてご紹介してきましたが、日本でも参考になるようなこともあるかと思います。
ひと言でエコといっても、環境のためであったり、健康のためであったり、節約のためであったり、様々ですが、自分のためだけでなく、他の人や未来のためにも、積極的にエコについて考え、取り組んでいきたいものですよね。今回の記事が、あなたのよりよいエコライフの参考となれば幸いです。

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