徳島の「阿波おどり会館」で阿波おどりを体験しよう!

徳島の「阿波おどり会館」で阿波おどりを体験しよう!

阿波おどりについて

阿波おどりは旧国名を阿波という四国・徳島県を発祥とする盆踊り!!

 

秋田県の「西馬音内の盆踊り」と岐阜県の「郡上踊り」と合わせて日本三大盆踊りにも数えられています。

夏になると徳島県内各地の市町村で大々的に開催され、特に「徳島市阿波おどり」は国内最大規模ですよ。

 

全国各地からの観光客が絶えず、毎年130万人以上が徳島市へ訪れ、ホテルの部屋がなくなるほど。

阿波おどりのチームは連(れん)と呼ばれていますが、一般人でも私服で気軽に参加できる「にわか連」が観光客に人気ですよ。

 

歴史を辿ると阿波おどりの起源は諸説ありますが、盛んになったのは16世紀末から。
染め物に需要があった藍を扱う商人や、塩作りで財を成した商人を中心に年を重ねるごとに豪華になっていったと言われています。

 

市民の間にも徐々に浸透した阿波おどりは、いつからか県民の一大イベントに。

特に戦後は民衆娯楽だけでなく、復興を願うものとして著しく規模が拡大しました。

 

現在では、日本を代表する伝統芸能として世界でも有名となり、実力のある連や県の代表は海外公演も行なっています。
400年以上の歴史を持つ阿波おどりを、是非ご覧くださいね。

阿波おどり会館について


自治体をあげての阿波おどりは、徳島県北部の鳴門市では8月9日、徳島県の県庁所在地・徳島市では8月12日から15日までしか見られませんが、観光客の方に一年中楽しんで欲しいとの思いから、1999年に「阿波おどり会館」が建設されました。

 

有名連の公演が毎日行われているほか、阿波踊りの歴史と魅力を伝える展示・徳島県の観光案内コーナー・お土産コーナーなどもあり、観光客からだけでなく地元の方からも好評の施設となっていますよ。

 

外観も特徴的で、ガラス張りの建物は街中でもひときわ目立っています。

徳島のシンボルの1つでもある「阿波おどり会館」へ、ぜひ足を運んでみましょう。

「阿波おどり会館」へのアクセス

「阿波おどり会館」はJR徳島駅から、南へまっすぐ徒歩10分ほど歩いたところにあります。

駅前の歩道橋の上からも外観を見ることができるので、すぐにわかるでしょう。

 

徳島の有名観光スポットの1つである「眉山(びざん)」の麓にあるので、合わせて観光するのもオススメですよ。

ちなみに眉山山頂へ登るためのロープウェイの発着駅は、「阿波おどり会館」の5階にあります。

 

関西方面からですと、明石海峡大橋近くの舞子インターから約100分、徳島空港からですと約30分の所要時間です。

「阿波おどり会館」近くには、100台以上停められる駐車場もありますのでお車の方も安心ですね。

所在地:徳島県徳島市新町橋2丁目20
連絡先:088-611- 1611
公式HP:http://www.awaodori-kaikan.jp/facility/

阿波踊りホール

 

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2階にある「阿波踊りホール」で、本場徳島の阿波おどりを観ることができます。

席数は250と広いので、満員で入れないことも少ないですよ。

 

昼の部は、毎日4公演!
「阿波おどり会館」専属の連である「阿波の風」が出演しています。

 

夜の部では徳島市内の有名連が交代で出演しており、プロ集団による個性的な踊りが見られます。

 

連によって踊り方や楽器隊の音も違うので、毎日見ても楽しむことができますよ。
優雅な女踊り・豪快な男踊り・太鼓の迫力のある楽器隊が売りの連もあれば、艶やかな女踊り・うちわを使った男踊り・笛のメロディーが美しい連など、それぞれの個性を発見してみましょう。

 

また連によっては可愛らしい子供踊りがみられることもありますよ。
ゆっくりと見せる踊りから始まり、クライマックスに向かうにつれて次第にスピードアップ、そしていきなりストップし、また始まる踊りは芸術そのものですよ。

 

出演連のスケジュールは公式ホームページから観ることができるのでチェックしてみましょう。

 

昼の部、夜の部ともに、「阿波踊り体験コーナー」があります。
踊り子さんが優しく教えてくれるので、ぜひ踊って見ましょう。
女性の方は手を挙げっぱなし、男性の方は腰を落としっぱなしで踊るので、終わった後は心地よい筋肉痛になるでしょう。それも観光の醍醐味ですよ。

 

また各公演で上手く踊れた方を優秀者として発表していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

掛け声は主に2つで、「ヤットサーヤットサー」というものと、「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ」です。

 

周りを気にせず大きく踊り、大きく声を出し、「踊る阿呆」になりましょうね。

阿波おどりでの「阿呆」は、もちろん褒め言葉ですよ。

ギャラリースペース

ギャラリースペースは阿波おどり法被展が開催されています。

 

連によって全然デザインの違う法被は見るだけでも楽しく、バラエティの豊かさは目を見張るほど!

 

黒ベースの格好いいもの、白ベースの爽やかなものをベースに、青・赤・ピンク・緑・黄色などで美しい文様があしらわれていますよ。

 

窓際には、有名連33連の提灯がずらり!!
その豪快で圧倒的な迫力は、写真映えも抜群なのでカメラは必須です。
また個性豊かなうちわの展示もありますので、ぜひご覧くださいね。

阿波おどりミュージアム

阿波踊りミュージアムは阿波おどりにさらに詳しくなれるミニ博物館!!

阿波おどりの歴史と魅力を、資料とともにパネルで紹介しています。

 

楽器コーナーでは太鼓・鐘・笛を紹介しており、特に大太鼓を背負うことのできるコーナーではその重さに驚くでしょう。

 

また立体映像が楽しめる「阿波おどり3Dシアター」も必見!!

お盆に徳島市内の道路を閉鎖して行われる阿波おどりのど真ん中に自分がいるように感じられ、祭の雰囲気を味わうことができますよ。

 

 

他の施設紹介

「阿波おどり会館」の1階には観光情報コーナーと徳島県物産協会「あるでよ徳島」があります。

情報案内コーナーでは、徳島県内の観光地のほとんどのパンフレットが手に入るほど充実。
これから観光を始める方は、一度寄ってみましょう。優しい観光ボランティアの皆さんも常駐しており、旅行の計画を立てることもできますよ。
徳島県物産協会「あるでよ徳島」では、徳島県のお土産が勢ぞろい。阿波おどりグッズコーナーでは法被・うちわの販売のほか、関連本やDVDコーナーも!

 

さらには「阿波おどりキティーちゃん」も販売しており、何と連ごとの衣装が反映されています。
阿波踊りホールで鑑賞した連のものを買ってみるのもいいですね。
また徳島名物のすだち・すだちのお菓子・すだち酒・鳴門金時・鳴門わかめ・和三盆などの食べ物から、阿波しじら織の着物・藍染めのシャツ・阿波和紙などの伝統工芸品までずらり。
お土産に迷ったら「あるでよ徳島」にお越しくださいね。ちなみに「あるでよ」とは「ありますよ」という意味の徳島の方言(阿波弁)です。

 

5階には「眉山ロープウェイ山麓駅」があります。
ロープウェイに乗り、山頂まで約6分。山頂は徳島の誇るビューポイントで、徳島市街地だけでなく、徳島空港・大鳴門橋・天気が良いと大阪まで見えます。
特に広大な吉野川と徳島平野は必見ですよ!

夜には夜景スポットに早変わりしますので、「阿波おどり会館」で楽しんだあとロマンチックな風景を見るのも素敵ですね。

 

また眉山は、さだまさしさん原作、松嶋菜々子さん主演の映画「眉山」のロケ地としても知られています。
徳島市を代表する観光地ですので、ぜひお越しくださいね。

 

山麓駅の隣には「阿波遍路そば眉山」というお蕎麦屋さんもあります。
徳島名物の祖谷(いや)そばは、全国から四国八十八ヶ所参りへやってくるお遍路さんへの接待にも使われたもの。

超太麺なので、細麺の蕎麦に慣れている人はまず見た目に驚くでしょう。さらにアナゴから取っている出汁も美味しく、県内でも珍しい味に仕上がっています。

 

さらに徳島らしい「すだち蕎麦」もあり、観光客に大人気!
すだちの酸味と蕎麦のコラボをお楽しみください。昼間はそば打ち体験もやっていますので、お時間に予定がある方は参加してみましょう。

まとめ

徳島県の「阿波おどり会館」の魅力について紹介してきました、いかがでしたか!?

「阿波おどりホール」で踊りを鑑賞した後は、ぜひ踊りに参加してみましょうね。

 

本場徳島での阿波おどり体験は、観光を彩る素敵な思い出となるでしょう。
さらにはお土産も買うことができ、眉山への玄関口ともなっているので、徳島観光の際「阿波おどり会館」への訪問は必須ですよ!

 

これで「阿波おどり会館」の紹介を終わります。

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