アムステルダムだけじゃない!オランダで行きたい可愛い町!

ヨーロッパ行きの旅行を計画しているときというのはワクワクしながら、ガイドブックを頼りに観光へどこに行こうか想像するのも、楽しみのうちの一つですよね。 書店でガイドブックを見てもオランダに関するものはアムステルダム観光の情報ばかりで、ほかのオランダ地域の情報がなかなか手に入らない為に、せっかく高揚してきた楽しい気分に水を差されたような気持ちになってしまいます。 オランダの国土は九州とほぼ同じ広さで、移動時間に多くの時間を費やさなくても全国各地の特色豊かな町を楽しむことが可能です。 限られた日数でオ…

ヨーロッパ行きの旅行を計画しているときというのはワクワクしながら、ガイドブックを頼りに観光へどこに行こうか想像するのも、楽しみのうちの一つですよね。

書店でガイドブックを見てもオランダに関するものはアムステルダム観光の情報ばかりで、ほかのオランダ地域の情報がなかなか手に入らない為に、せっかく高揚してきた楽しい気分に水を差されたような気持ちになってしまいます。

オランダの国土は九州とほぼ同じ広さで、移動時間に多くの時間を費やさなくても全国各地の特色豊かな町を楽しむことが可能です。

限られた日数でオランダ観光の旅を満喫するには絶好の目的地と言えるのではないでしょうか。

そこで今回は、観光のガイドブックに載っていない「オランダ観光で必ず訪れて欲しい可愛い都市」をご紹介します。

グローニンゲン

グローニンゲンは北東部にある、学生の活気溢れる町。

中世までは独立都市だった為、オランダのどの都市とも少し雰囲気が違います。学生の町が故に過去の大戦でもドイツからの被害が少なかったということで、古い町並みと若い感性が同居するとてもユニークな観光場所です。

鉄道の駅から徒歩5分ほどで、この町のシンボル的な存在の「グロニンゲル美術館」に到着します。

モダンな建物に近代アートや海洋時代に世界中から集められた美術品の常設展と、主に現代アートやポップカルチャーなど若いエネルギッシュな作品のエキシビジョンを見ることができる、大変人気のミュージアムです。

週末、町の中心地ではマーケットが開催されており、スナックを頬張りながら町歩きをするのが地元っ子の定番。

こういうときは地元っ子がすることを真似してみるのがお勧めです。

ただ、美味しいレストランが多いことでも有名な町なので、あまり食べ過ぎないように注意しましょう。

グローニンゲンは外国の文化を受け入れることにも寛容で、日本の文化も随分生活の場に入り込んでいるのが見て取れます。

例えば日本食レストランが街の中心の一等地にあったり、オランダでまだ珍しい猫カフェがあったり、と、海外の気になるものはドンドン取り入れる気質のようです。

グローニンゲンは若者の町ですのでナイトライフも充実しています。

お酒が入るような場所では油断は禁物ですが、雰囲気の明るい健全そうなお店を選んで地ビールを味わってみるのも良いですね。

ハーレム

ハーレムはアムステルダムの妹といわれる、都会の雰囲気を持つ小さな町です。

小さな町といっても、ハーレムはアムステルダムがあるノース=ホランド州の州都。オランダ国内でも大切な役割を果たしています。

町の中心地は運河の中に納まっていますので、駅から中心地に歩くときには大小色々なボートが浮かぶ運河を眺めながら町歩きが楽しめます。

街は落ち着きがあり、石畳が中世ヨーロッパの雰囲気をかもし出しているとても良い雰囲気です。

アムステルダムではアンネフランクハウスが観光地として有名ですが、同じようにユダヤ人の隠れ家だった家屋が今も保存されており、予約さえすれば一般の観光客も見ることが可能です。

町のシンボルでもある聖バフォ教会は驚くほど大きな建物で、町歩きの目印にもなります。

運がよければオルガンの演奏が聞けるかもしれません。

また、教会から歩いてスグのテイラー美術館は古い理化学機器の展示が有名ですが、古式ゆかしい化石展示も珍しく一見の価値あり、ぜひ足を伸ばしてみましょう。

この小さな円形の町はあまり土地勘がない旅行者でも迷わず、可愛い町並みが堪能できるので街歩きにぴったりです。 アムステルダムからも電車でスグですので、半日空きがあるような日に観光で訪れるのにぴったりです。

デルフト

フェルメールの愛した町でもあり、オランダを独立国家に導いた英雄ウィレム1世の眠る町、デルフト。

豊かな歴史とアーティなこの町は、どこからどこを見てもフォトジェニック!

町の中心地、マルクト広場は新教会と旧市役所に挟まれるように配されており、その周りをレストランやお土産屋さんが縁取るように取り囲んでいます。

この新教会は塔のてっぺんまで、シスターたちのように螺旋階段を上って展望台に出ることができます。

小さな木でできた螺旋階段で9階までの高さを自力で登りきるのはかなり大変ですが、時計台の上に立ち、町を見下ろすと、そこにはすばらしい絶景が広がります。

正面の旧市役所は、その昔刑務所として使われていた建物を市役所として使用したそうです。

現在では迎賓行事と結婚式の際の市役所として使用されています。

フェルメールもこの市役所で結婚式をしたと言うこともあって、予約の取れない結婚式会場として有名です。


またデルフトで、もうひとつ有名なのはデルフト焼きです。世界的に有名な工房ですが、実は日本の有田焼きの手法を学んだといいます。

どこか懐かしさも感じる独特のブルーを「デルフトブルー」と呼び、地元だけでなくヨーロッパ全土で親しまれています。


半日ほどあれば、ロイヤルデルフトの工房で自分だけのデルフト焼きの絵付け体験をすることができますので、世界にひとつだけの旅の思い出作りにも最適です。

デン・ハーグ

政治と司法の首都であり、オランダ第二の都市、デン・ハーグ。

各国大使館もあるこの街は、4世界各国から要人がやってくることもあり、とてもクラシカルで高級感溢れる町です。

その為、都会でありながら治安も非常に良く、安心して観光ができます。

デン・ハーグでは、ビネンホフ周辺を街並みを眺めながら散歩し、マウリッツハイス美術館へ行きましょう。

世界的に有名なフェルメールの「真珠の耳飾の少女」が一番の目玉ですが、実は建物も小ぶりながら素晴らしい建築ですので一見の価値あり。

そこから徒歩圏内の「パノラマメスタグ」は非常にユニークな美術館。

古き良きデン・ハーグ西部のビーチを360度パノラマで見られる絵画のドームがあります。

この美術館は少しの常設絵画があるだけで、ビーチのドームがメインイベントですが、特に一度でもオランダ屈指のリゾート地「スケベニンゲン」を訪れた方は、現在の姿と見比べることもでき、二度楽しめます。

前述のデルフトとデン・ハーグはトラム1本で行き来できますので、路上をゆっくり走るトラムに揺られながら、町並みを観光するのもお勧めですよ。

 

マーストリヒト

オランダ最古の町マーストリヒト。

ドイツ、ベルギーの国境付近のこの町は水辺の景色が美しいロマンティックな街並みが感動的。

夜のライトアップを眺めながらの観光は時間を忘れてしまうかも。

この町は 世界一美しいと言われるBoekhandel Dominicanenという教会を改造して作られた書店があります。

光が差し込むととても幻想的で、インクのにおいとその光景が、まるで別の世界に迷い込んだかのような錯覚を起こさせます。

ここは木曜日だけ夜の9時まで営業していますので、食後のまったりした時間を幻想的な書店で過ごすのも、ちょっと知的な雰囲気があって素敵ですね。

マーストリヒト中心から車で20分ほどの郊外にはワイナリーもあります。

オランダはワインの産地ではありませんが、オランダの海抜地帯からずっと中央ヨーロッパ方面に向かいますのでオランダには珍しい丘陵地帯もあります。

その地形がワイナリーに向いているようで、このワインは手ごろな価格なのに品質も良い、コスパ抜群の美味しいワインです。

アイントホーフェン

アイントホーフェンはオランダ第5の都市で駅周辺に観光地が集中しているため、1日の滞在でも十分満喫できる可愛い町です。

この町は工科大学、家電メーカーのフィリップスが有名な、テクノロジーの町。

『オランダ(ダッチ)デザインの都』『ヨーロッパのテクノロジー・ハブ』とも呼ばれるだけあって、デザインウィークには世界中から多くの人がやってきます。


歴史的な街や建築が見たい人よりも、テクノロジーや現代的なものに興味がある人のほうが楽しめるかもしれません。

特に、Philips museumではPhilips創業時から現代に至るまで、さまざまな商品が展示されており、一部コーナーでは体験することもできる、非常に楽しい美術館です。

オランダはベルギー方向の南部に向かうほどグルメの町になる、と言われていますので、是非お腹を空かせて向かいましょう!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

オランダの代名詞とも言える、アムステルダム以外の町を散策する、オランダの可愛い街を巡る旅も、新しい発見が溢れた魅力的なものになりそうではありませんか。

日本と違い、隣国と接しているからこそ文化の融合や複雑な歴史があり、それも各地が独自の特色を持つきっかけになったのかもしれませんね。

オランダは国内隅々まで交通網が行き届き、旅行者でも比較的安全な国と言われています。

次の旅行は是非、ガイドブックに載ってない、あなただけのスペシャルな計画を立てて、誰にも真似できない素敵な思い出を作りましょう。

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