スーツケースの３大ブランド比較！リモワvsプロテカvsサムソナイト

スーツケース３大ブランド比較
リモワ vs プロテカ vs サムソナイト

ハードタイプのスーツケースで人気の高い３大ブランドを徹底比較！
定番で安心なスーツケースを買おうと考えている方なら、一度は迷ったことのあるブランド/メーカーだと思います。

芸能人にもユーザーの多いおしゃれで定評のあるリモワか、
日本製で高品質の老舗旅行鞄メーカーが誇るプロテカか、
割れない、軽い、あのCMで印象的なサムソナイトか、

どれもそれぞれに良さそうで決められない、という方に。３つのブランドを徹底比較します。

【備考】
・参考主力商品は比べやすいようファスナータイプに合わせ、独断で決めています。
・※「機内持込み最大サイズ」
本体の３辺の合計が115㎝以内の型で、シリーズの中で最大のものを表示しています。ただし、路線や機体によっては100㎝以内の規定の場合もあります。
・※※「無料預入最大サイズ」
本体の３辺合計が158㎝以内の型で、シリーズの中で最大ものものを表示しています。ただし、航空会社によっては158㎝以上でも超過料金を取らない場合もあります。

海外ブランドが価格的には割高、プロテカは日本製なのに他よりちょっと安いですが、すごく軽いとかわかりやすく惹きつけるものはない。ただ品質と価格のバランスはよさそうです。
サムソナイトのコスモライトは圧倒的な軽さが魅力的ですね。

RIMOWA（リモワ）

なんといっても、芸能人や海外セレブにもユーザーが多く、おしゃれなセレクトショップにも置いてある、あこがれのブランドです。

ドイツのスーツケースメーカーで、もともとは今もトパーズというシリーズで知られる、アルミ製の商品が主力でした。
最近では、ポリカーボネート素材の商品も充実しています。

日本での正規取扱い会社は株式会社林五さん。
公式サイトや百貨店、正規取扱いのカバン屋さん等で購入できます。
正規品に付いている保証は、通常の破損に限り５年間無償修理。

残念ながら、それ以外の経路で日本に入ってくる商品は５年間保証が付かないので、有償修理になります。
偽物の場合は、修理自体受け付けてくれないので、購入経路には注意が必要。

商品・特徴

一般的によく知られているのが、トパーズ、サルサ、サルサエアー、サルサデラックスあたりでしょうか。
4輪タイプは、細いキャスターが２つ重なったようなマルチホイールを使用。大型で凹凸に強いキャスターですが、素材が固めのため音が少し気になるところ。

トパーズ

素材：アルミニウム
型：2輪タテ・ヨコ、4輪タテ型、機内持ち込みサイズ

初めてアルミ製のスーツケースを作ったと言われるリモワのクラシカルなイメージを受け継いだシリーズ。
アルミ製なので重量感はありますが、ボディはとても丈夫です。

アルミ製のタイプは、樹脂やポリカのように割れることはありません。キズやへこみができる程度です。
ただ、へこんだときにそれを修復することが難しいので、へこんでしまったときに直したいと思われる方には不向き。

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サルサ

ファスナータイプ
メイン素材：ポリカーボネート
型：2輪タテ・ヨコ、4輪タテ型、機内持ち込みサイズ

リモワのポリカーボネート素材製品の基本シリーズ。マット仕上げと鏡面仕上げがあります。
【マット】ブラック、グレー、ブロンズ、暗いブルーの４色
【鏡面】シルバー、プロセッコ（ゴールド）の２色
全体的に暗いカラーバリエで、男性向けのデザインです。

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サルサエアー

サルサをさらに軽量化したタイプ。2シリーズ共通で一番大きいサイズ98Lタイプで、900g、約1kg違います。
サルサと違い、システムバーが1本手。また、サルサの場合、四隅がプロテクターを付けたように素材が少し盛り上がっていますが、エアーの場合はそこまで補強されていなさそう。
（よく四隅にプロテクターの付いたスーツケースがありますが、プロテクターを付けていないスーツケースも、その部分の素材を分厚くして、衝撃に備えた作りになっているんです。）
軽量化するには、いろんなところをちょっとずつ削っているんですね。
【カラー】ライムグリーン、ウルトラバイオレット、インカゴールド（オレンジ）、ネイビーブルー、キャララホワイト、アイスブルーの６色
明るい色もあってバリエーションを楽しめそうです。

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サルサデラックス

基本のサルサのスペックに加え、本体に手持ちのカバンを引っ掛けられる、「バッグホルダー」付き。表面は艶のあるタイプです。価格は少し上がります。
【カラー】ブラック、ブラウン、オリエンタルレッド、グラナイトブラウン、ヨッティングブルーの５色
人気のレッドがあるシリーズです。

リモワの場合、カラー展開でシリーズを選ぶ方も多いかもしれませんね。

購入場所

公式サイト、直営ショップ、百貨店、株式会社林五さんと取引のあるカバン屋さん。
残念ながら、ネットで買える正規品は、林五さんの公式サイトのみです。
http://www.hayashigo.co.jp/rimowa/
並行輸入品ならAmazonからも購入できます。（Amazonのリモワストアはこちら↓）
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リモワの特長を始めから読む
 プロテカの特長を読む
 サムソナイトの特長を読む
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PROTECA（プロテカ）

創業1940年の老舗旅行かばんメーカーであるエース株式会社さんが誇る日本製の主力ブランド。
スーツケースの製造工場を唯一日本国内に持つメーカーとして、品質へのこだわりにプライドを感じます。
昔から独自の商品耐久テストを行っています。最近ではこういったテストを行っている、とうたう商品も多くなってきましたが、そのテスト条件はばらばら。エースさんの場合、テスト条件自体が厳しいので説得力が違います。

後で紹介するサムソナイトのスーツケースも、もともとはこのメーカーが作っていました。

保証がすごい

最近、エースさんはプロテカ全シリーズ3年間無料保証を始められました。
通常の破損だけでなく、航空会社によって破損したものに関しても無料で修理が受けられるんです。
あまりピンとこないかもしれませんが、これって実はかなりすごいこと。

通常、飛行機で預けた際にスーツケースが壊れた場合、その責任は航空会社にあるので
保証会社の保険を使ったり、そういった手続きが面倒な方は自腹でメーカーに修理してもらうことになります。
それを、どんな破損にも関わらず3年間エースさんが無料で修理してくれるというのです！

製造も日本の自社工場ですが、修理も自社で、職人の手で行われています。
スーツケースの修理は割高ですが、エースさんの修理は他社に比べても質が良い代わりにコストも高そう。なのに、正規購入者は3年間無償修理を受けられるんです。

空港で預けたときに壊れてしまった場合、航空会社に請求することもできますが、海外の日本語が通じない場所で交渉するには、けっこうハードルの高くて難しいこと。
旅慣れていない人には、とってもうれしい保証ですね。
詳しくはこちら→http://www.ace.jp/customer/premiumcare.html
もちろん3年が過ぎた後も、アフターサービスはしっかりしています。

商品・特徴

シリーズによっていろんな機能が付いています。どれも静音キャスターを採用、メイン素材はポリカーボネート。
他の２つの海外ブランドに比べ、内装が充実しているのにも、日本人の細やかな気遣いを感じます。
色んな面で安心してストレスなく使いたい人にはおすすめのブランドです。
おすすめシリーズは以下の通り

プロテカエキノックスライトa

定番のフレームタイプなのに軽いのが特徴。
リモワ・サルサ98Lタイプ（ファスナー）と比べ、ほぼ同容量のサイズで600gの違い。
フレームでボディの丈夫さも備えたまま、この軽さを実現するのはすごいです。

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※定価より安く売られているものは、旧モデルのため３年間無料保証は付いていません。

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プロテカスタリアEX

ファスナータイプ。キャスターストッパー付き。高さ70㎝ない型で100Lの大容量を実現しています。（もっと容量が欲しい方は「マックスパス」がおすすめ）
もともと質の良い静音キャスターを使っているプロテカですが、このシリーズではさらにキャスター取り付け部に「αGEL」を内蔵させることでさらに衝撃を緩和させているようです。

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※定価より安く売られているものは、旧モデルのため３年間無料保証は付いていません。

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360（サンロクマル）

360度どこからでも開けられるシリーズ。360度開けられるので、ハードケースではなかなかないタテ開きができるので、出先で荷物を取り出すときに便利です。
外からの見た目は普通のスーツケースですが、開けてみると、片側にだけ荷物を詰めてフタをするタイプ。

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３６０に似た商品↓
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購入場所

百貨店や旅行鞄専門店、エースオンラインショップ、他ECサイトで購入できます。ただし、３年間無料保証がスタートする前の2014年モデルを安く販売しているサイトがありますが、3年間無料保証の対象外となっているのでご注意ください。
手軽に購入したい方におすすめ、プロテカ商品一覧ページはこちら↓

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※Amazonでは定価より安く売られているものがありますが、2014年モデルのため３年間無料保証は付いていません。ご注意ください。

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リモワの特長を読む
 プロテカの特長を始めから読む
 サムソナイトの特長を読む
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SAMSONITE（サムソナイト）

アメリカ発の旅行カバン・スーツケースブランド。
1964〜2004年まで、エース株式会社が製造。その後日本国内で販売する商品はサムソナイト・ジャパンが扱う。
少しご年配の方なら、サムソナイトと聞くと、エースさんが製造したスーツケースを思い浮かべるのではないでしょうか。
今は、印象的なCMでお馴染みのコスモライトシリーズが有名ですね。あれだけ軽くてあれだけ割れにくい、とても魅力的です。

特許素材「Curv(カーヴ)」

スーツケースではサムソナイトが独占使用している素材。
通常スーツケースのシェルは、初段階では液体の状態を型に流し込んで作ります。粒子が固まってできたものです。
「カーヴ」の場合、素材自体が繊維状になっているので、衝撃が加わっても、柔軟に変形して割れることがほとんどないんです。
この素材を採用しているのが、コスモライトとファイヤーライトです。

商品・特徴

先ほどから紹介してきましたがサムソナイトといえば、やっぱり「カーヴ」を採用した以下の２シリーズ。

コスモライトとファイヤーライトで違う点は以下の通り↓

▼コスモライトのほうがサイズが多い（コスモライト5型、ファイヤーライト：3型）
▼コスモライトのほうが若干安く(2,000円程度)、若干軽い。
▼ファスナー部分：ファイヤーライトは防水タイプを採用。
▼キャスター(ホイール)部分：ファイヤーライトのほうは軽量化モデルを採用。
▼TSAロック部分：形状が少し違いますが、そこまで比較対象にはならない程度。

共通点は、素材とシステムバーが1本手だということ、内装もほぼ同じです。

「Curv(カーヴ)」を採用したこの2シリーズは、割れない代わりに簡単にへこむので（元に戻りますが）、中にデリケートな持ち物を入れる際には注意が必要。

感覚的には、普段通勤で型のしっかりした革製のカバンを持ち歩いている人が、お買い物袋のような布一枚のトートバッグに重たい書類を入れるような感じになりそうですね。
ちょっと心許ない感じはしますが、あれだけ軽いのはやっぱり魅力的です。一度お店に持ち上げに行ってみてください。色んなことが我慢できるかも(!?)

コスモライト

スーツケースで初めて特許技術で作られた素材「カーヴ」を採用した、サムソナイト主力シリーズ。
軽さと丈夫さを兼ね備えた、今までのスーツケースのイメージを覆した衝撃的に魅力的なシリーズです。

サイズ：36L(機内持込みサイズ)〜140Lの5型

リモワ・サルサエアーの98Lと比べ、ほぼ同容量で800g軽いです。
機内持ち込みサイズの36Lタイプにいたっては、1.8kg。ソフトキャリーよりも軽いですね。魅力的です。
後で紹介する「ファイアーライト」に比べると、同じサイズで200g軽いです。

他のサムソナイトの製品が、ほとんど中国やアジアの工場で製造されている中、コスモライトはハンガリーで製造されているそうです。(直営店舗の店員さん談)

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ファイアーライト

コスモライトの後で出てきた、同じく「Curv(カーヴ)」を採用した軽量シリーズ。
「コスモライトを超える」とうたわれ、いろんな点でコスモライトからさらにパワーアップしています。
冒頭で少し触れましたが、詳しくは以下の通り。

ーウォーターレジスタントジッパー
ポリウレタンコーティングされた止水ファスナーです。雨水の侵入を防ぎたい方や中に大切な洋服などを入れたいという方にはおすすめです。
ーキャスター(ホイール)
レースカーにインスパイアされたデザインで軽量化に成功。ホイール部分の形状によって素材の使用量が減っているので、その分軽くなっています。タイヤのゴムの部分はコスモライトより薄くなっているのがちょっと気になります。

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