冬 笑ってみよう
女ばかりが集まると“カシマシイ”と言われます。カシマシイとはやかましいという意味で漢字で姦しいと書きます。すごいです。女が三人寄っている。
それはもうしょうがない。よく喋りよく笑いよく食べる。
男がカシマシイよりよっぽどいいでしょ。と開き直る。開き直りついでに、もっとカシマシクいきましょう。
あたりはばからず大声で笑いましょう。
どうせなら、普段あまり縁のない『落語』なんかを聞きにいきませんか。
演芸場や寄席はたくさんありますが、初心者には敷居が高いところも正直多い。観光客でも気軽に入れるところがおすすめです。
東京浅草なら「演芸ホール」、大阪天満なら「天満天神繁昌亭」。
客層はやはりじいちゃんばあちゃんが大多数。落語って退屈?そんなことはありません。
古典落語の場合、大多数の話の舞台は江戸時代。普段歴史の勉強をしてもドラマを見ても、江戸庶民の生活はなかなか伝わってきません。
武士や刀なんか無縁であった庶民の普段の暮らし、会話、交わされていた冗談…ある意味寄席は、そんな世界に連れていってくれるのです。
噺家さんの話術はほんとに素晴らしいです。笑いに行くんだと気構えるのではなく、江戸に連れていってもらいましょう。タイムスリップしにいきましょう。
演芸ホールを出たら、浅草寺に手をあわせ、繁盛亭を出たら、天満宮に手をあわせ、それから冬のグルメを楽しみましょう。
まわりにはグルメどころがこれでもかと軒を連ねている場所ですから。