やっぱり一番はクリスマス!
デンマークでは、夏至祭の頃に学校は夏休みに入り、8月の上旬に新学期が始まるまでは、バカンスのシーズンとなり、南欧など暖かい国を中心に旅行に出かける人が多くなります。
そのため、友達を呼んで開催する誕生日会などは、このシーズンを避けて、その前後に行います。
夏が終わると、あっという間に日が身近くなり、気温も下がり、日本人的には、秋でも十分冬の感覚ですが、ハロウィーンが終わるころには、早くもクリスマス関連の商品が出回り始めます。
デンマークの人たちのクリスマスにかける意気込みは並々ならぬものがあり、1年で一番大事な行事は間違いなく、クリスマスです。
ここ数年で少しずつ変わりつつありますが、少し前までは、クリスマス当日は勿論前後2,3日は閉まっているお店がほとんどでした。
11月に入るころには各デパートやおもちゃ店から分厚い商品カタログが届きます。
デンマークではクリスマスプレゼントはウィッシュリストを作って、欲しいものをリクエストするのが一般的で、カタログの最後には、欲しい商品名を書き込めるリストも付いています。
あひるや豚のローストにブラウンソースをかけたじゃがいもや、酢漬けの紫キャベツなどを添えたディナーをいただきます。
そのあとには、リスアラモンドと呼ばれるホイップクリームを混ぜた甘いおかゆにチェリーソースをかけたデザートをいただきます。ひとつにだけ、中にアーモンドを一粒入れておき、それに当たった人はプレゼントがもらえます。
ちなみに、デンマークではお正月はそれほど重要ではなく、新年2日か遅くとも3日には仕事始めです。(学校も同様です。)