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【働き方・生活マナー編】韓国と日本の違い!

昔から韓国と日本は、近くて遠い国と言われています。企業文化においても似ているようで多くの違いがあります。今回は、私が実際に働きながら経験した「韓国企業」「韓国の生活」についてご紹介したいと思います。徴兵制度韓国の成人男性には、一定期間軍隊に所属する兵役が義務付けられています。 履歴書には、兵役を済ませたか否かについての記入欄があります。ほとんどの韓国人男性には、軍隊経験があり、男性社員が入社すると必ず、「君はどの部隊出身か?」という質問をされるようです。兵役中の苦労話は、男性同士の結束を固くする…

昔から韓国と日本は、近くて遠い国と言われています。

企業文化においても似ているようで多くの違いがあります。

今回は、私が実際に働きながら経験した「韓国企業」「韓国の生活」についてご紹介したいと思います。

徴兵制度

韓国の成人男性には、一定期間軍隊に所属する兵役が義務付けられています。

 

履歴書には、兵役を済ませたか否かについての記入欄があります。

ほとんどの韓国人男性には、軍隊経験があり、男性社員が入社すると必ず、「君はどの部隊出身か?」という質問をされるようです。
兵役中の苦労話は、男性同士の結束を固くする定番なのです。

みんな兵役を経験しているため、超縦割り・軍隊式の組織と感じることも多々ありました。
特にトップの及ぼす影響力は絶大で、新しく赴任してきたトップの一言で仕事の方針がガラリと変わることも何度かありました。

学歴・学閥社会

韓国は言わずと知れた超学歴社会です。

 

 

良い学校に入り、一流企業に就職するため、高校に入学すると大学受験に向けた猛勉強が始まります。

 

韓国の高校には、正規の授業が始まる前と終った後の0時間目や12時間目という自律学習があり、朝食・昼食・夕食の三食を学校内で食べる生徒も珍しくありません。
私の知人も毎日、7食分のお弁当を持って登校していたそうです。

 

韓国では近年まれにみる就職難に見舞われています。
一流大学を卒業しても希望の職場に就職するのは難しいため、留学や資格の取得などは当たり前。

以前、会社の上司が最近の学生はみんな優秀で、誰を採用するのか頭を悩ませると話していたのが印象深いです。

 

一流企業に就職するためには、熾烈な競争に勝つ必要があるわけです。

上司と部下との上下関係

 

韓国では儒教の考えに基づき、一日でも早く生まれた人が「お兄さん」「お姉さん」と先輩として尊敬され敬われます。

 

年長者やお年寄りを敬う意識が高いのは良い反面、 目上の人の意見には絶対服従になります。
韓国企業でも上下関係がはっきりしているため、先輩・上司に意見する人を私は職場で見たことはありません。

役職の呼び方

日本の企業では「鈴木課長」「田中部長」など、苗字に役職名だけをつけて呼びますが、韓国企業では「課長様」「部長様」「社長様」と言ったように日本語の「様」に該当する言葉を役職名の後ろにつけて呼びます。

 

日本企業で、上司のことを「○○様~」なんて呼ぶのには抵抗がありますが、韓国では一般的です。

飲み会大好き

韓国企業では、仕事終わりの飲み会や食事会が頻繁に行われます。

 

日本と同様、一杯飲みながら、同僚との絆を深めるのが目的ですが、余りにも頻度が多いため家族や恋人は寂しい思いをするかもしれません。

最近の日本の若者は職場での飲み会を敬遠しているようですが、韓国ではまだまだ飲み会文化が根強くあります。

 

二次会、三次会も当たり前でお開きになるのは午前0時過ぎ。
女子社員も男性社員と同様、とことん飲みにお付き合いします。

みんなでワイワイ、ランチ事情

韓国ではお昼の12時になると、仕事を中断して一斉にワイワイとみんなでランチをするのが一般的です。

どんなに忙しくても昼食を食べないなんて考えられません。
行く先は、会社の社員食堂や会社周辺の食堂。

 

日本で多く見られる「一人ランチ」は韓国企業では、まずありません。
ワイワイ話ながら同じチームや部署ごとで食べます。

 

 

また、楽しい記憶として残っているのは、同じチームの女性数名で「私は白米、あなたはモヤシのナムル、彼女は玉子焼き」などと役割分担をし、会社でピビンパップを作って食べたことです。

何事もスピーディー

韓国企業の場合、可能な限り早く結果を出したいという、結果型を重視する傾向が強く、日本企業の場合、結果を導きだすまでの過程を非常に重視しているように感じます。

 

韓国企業では、普通のスピードで仕事をしていると遅いと怒られます。
なんでもかんでも「早く、早く」とせかされ、時折、韓国企業のこのようなせっかち文化に癇癪を起したくなることもありました。

 

世界的に見ると、韓国も日本と同様に働き過ぎと言われています。
韓国人が仕事に費やす時間は非常に多いといえます。

 

また、結果を重視するため周囲からの重圧もあり、仕事とプライベートのバランスを築くのが難しく、ストレスを受けやすくなります。

家族よりも長い時間を共にする同僚と良い関係を築いたり、仕事でのストレスを発散できるようすることも大切ですね。
以上、韓国企業と日本企業の働き方の違いでした。

韓国のあいさつ

韓国は礼儀に非常に厳しく、作法を重んじる国です。

「握手」ひとつにも他の国にはない、韓国独特な作法があります。
格上・年上の人と握手をする時は、握手しない方の手を自分の胸にあてるか、握手している手の肘あたりに軽く添えます。
握手をしない方の手で格上・年上の相手に敬意を表すのが一般的な握手の仕方です。
韓国の映画やドラマの中でもよく見られます。

こんな韓国式握手がすっとできれば、あなたも韓流に仲間入りできるのでは?

ご飯食べましたか?

韓国で「こんにちは」「おはようございます」などのあいさつのようによく使われるのが、「パン モゴッソヨ?(ご飯食べましたか?)」です。

 

私も韓国に行った当初、会う人会う人にご飯の事を聞かれ、どうして、そんなにご飯のことをきくの?と戸惑ったのを覚えています。笑

 

韓国の国民生活が現在のように良くなってきたのは、わりと最近のことです。
昔の韓国では、作物やお米が豊作で、国民全員がお腹いっぱい食べられるということは難しかったようです。

 

農家や一般庶民の家庭では、食べるものもなく、貧しい時代が続きました。
そんな時代が変わってきたのが、1960年代からの経済発展です。
国民の所得もだんだんと増え始め、当時の憧れの良い暮らしというのが、「毎日三食、白いご飯をお茶碗一杯食べられる」ということでした。

 

 

食べ物に苦労した韓国では、「ご飯は食べましたか?」とお互いの安否を確認するために聞いていたと言われます。

食料が豊富な現在でも、そんなあいさつの習慣が残っているようです。

 

今では単なるあいさつの言葉として使われているので、とくに食事に誘う意味があるわけでもなく、「〇〇を食べましたよ~」と答えても、そうですかと素っ気ない感じです。
このあいさつを聞くと、私の食事のことまで気にしてくれるの?と、なんだか胸が温かくなるような愛情がこもったあいさつに感じます。

喫煙マナー

日本よりも礼儀に厳しい韓国社会では、格上・年上がいる前でタバコを吸うことを良しとしません。

会社の飲み会や会食の席で、下の者が上司や年上の前で喫煙するという姿はありえません。

 

 

また、男女平等になってきた韓国社会でも、いまだに女性がタバコを吸うことに関しては特に厳しく、男性の前や公衆の面前で吸うことは、良く思われません。

 

女性の喫煙者は、日本の昔の不良娘さながらに、女性用トイレで吸うことが多いようです。
女子トイレに灰皿が準備されているところもあるんですよ~。

 

女性喫煙者は、韓国でタバコを吸うときは、気をつけてくださいね。

 

以上、韓国の生活マナーについて書いてみました。韓国に行く際には、参考にしてみてくださいね。

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