フィリピン人の仰天!子供好きエピソード
1.子供を見つけたら仕事なんてやってられない!
フィリピンでは、人件費が安いので一つのお店に驚くほどの人数のスタッフさんが働いています。お客さんよりも、スタッフさんの方が確実に人数が多いです。
そのため、ひとたびお店に足を踏み入れれば2、3人の店員さんがぞろぞろと付いてくるのが当たり前です。
そんな中、子供連れでお店に入ろうものなら、もうそこはお祭り騒ぎ!
ドアマンからレジ係、果ては休憩中のスタッフまで、可愛い可愛いと近づいて来ます。
「赤ちゃんが来たよ!」と奥にいるスタッフに伝達するスタッフまで現れます。
さらに驚くことに、子供の来店により、他のお客さんの接客がおろそかになっても誰も文句は言いません。
子供が来たなら仕方がないという雰囲気が漂うのです。
特に日本人の子供は、フィリピン人から見るととても可愛く映るそうで、本当にどこを歩いても褒めちぎられ、軽くアイドル気分を味わえます。
おかげで、日本にいるときは人見知りで知らない大人にはニコリともしなかった娘が、今では目があう人全員に手を振るまでに社交的になりました。
2.子連れがどこにいても違和感なし!
子供は、いつ機嫌が悪くなるかわからない生き物です。
ついさっきまで笑っていたのに、急に大声で泣き喚くことなんて日常茶飯事。
だから、日本ではレストランなどは、子連れでも行っていいお店なのか、確認するのがマナーのようなところがありますよね。
そもそも、銀座の高級お寿司屋さんに子連れで行こうとはまず考えません。
しかし、所変わればマナーも変わります。
フィリピンでは子連れ不可のレストランを探す方が難易度が高いのです。
5つ星ホテルのレストランでも子連れ大歓迎!
キャンドルの灯りで薄暗く、クラシックが流れる雰囲気の良いレストランで、赤ちゃんがフレンチフライを放り投げている光景を初めて見たときは、こっちがハラハラしましたが、いい投げっぷりだ!と言わんばかりにみんな微笑んで見守っていました。
そして、赤ちゃんが泣こうが喚こうがフィリピン人は誰も怒ったりしません。
むしろ、私に任せて!とどこからともなく肝っ玉かあさんのような人が現れて、子守を始めたりします。
3.フィリピンあるある、子連れで時短生活!
フィリピンの時間の流れ方は日本とは全く異なります。
同じ土地にいながら、時差があるのかな?と感じるほど、日本人から見るとフィリピン人はのんびりした時間感覚を持っています。
待ち合わせ時間に遅れる場合、事前に連絡をくれるかどうか運次第です。
スーパーのレジはいつも長蛇の列で、レジ係はスピードよりも愛想重視です。
さらには、飛行場に2時間前に着いていたのに、待てど暮らせど荷物の預け入れが終わらず、結局搭乗時間ギリギリなんてこともよくあります。
1秒でも早く!という日本人の気質からすると、もどかしい場面が多いのですが、子連れだと少し変わって来ます。
まず、大型スーパーやモールには必ずと言っていいほど優先レジというものがあります。
日本の電車の優先席のように、体の不自由な方や妊婦さんなどが優先されるレジですが、子供を抱っこしているとそこに並ばせてくれることが多々あります。
そして、娘を連れてフィリピンのとある島に旅行をしたときにも、飛行場でやはり荷物預け入れに長蛇の列が出来ていたのですが、娘を抱っこしているとわかるや否や、なぜか先頭に!
流石に他のお客さんに申し訳ないと思ったのですが、誰も気にせず、気をつけて言ってらっしゃいと言われるほど。
もうその時点で、今回の旅行は満足!という気分になりました。
4.もはやDNA!子供も子供に優しい
フィリピンはとにかく子供の多い国なのですが、小さな子供たちも子供に優しいということにとても驚きました。
ある日娘が泣いてしまっていたとき、3歳くらいの女の子が駆け寄って来て「Baby! Why are youcrying?(なんで泣いているの?)」と娘の涙を拭いてくれたのです!
可愛すぎて全身の毛穴が開いたような気分でした。
これは稀な出来事だと思っていたのですが、こんなことが本当によくあります。
キッズプレイルームなどに遊びに出かけると、娘のことを抱きしめてくれる子や、ほっぺたをひたすら触ってくれる子や、おもちゃを次々と貢いでくれる子など、小さい子供ながらとても人懐っこくてお世話好きです。
娘には是非このフィリピンDNAを取り入れて、いつの日か泣いている赤ちゃんの涙を拭いてあげることが出来るようになってほしいものです。
5.ホールスタッフのお仕事は子守も込み?!
子育て中のお母さんがゆっくりランチをするなんて、なかなかできないことですよね。
でも、フィリピンならそれも可能です。
娘を連れてランチに出かけた時、料理が来たと思ったらグズグズし始めた娘。
料理が温かいうちに食べるのは無理かな、と半ば諦めていた時、一人のホールスタッフがひょいと娘を抱き上げて「ママ、バイバーイ!」と言ってお店の中を歩き回り始めたのです。
「私はベビーシッターをしていたこともあるから任せて!あなたはゆっくりランチを食べてていいから。」と言って、私が食べ終わるまで娘をあやしていてくれました。
そして、食べ終わってお礼を言うと「もう食べ終わったの?もっと遊んでいたかった。」と素敵な捨て台詞まで!
味より何より、そのホスピタリティーに感動しました。星3つ!です。
さらに、この出来事をフィリピンのママ友に話すと、同じ経験をしたママが何人もいたことに驚きました。